「最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」
スラムダンクといえばこのセリフ!! すでにスラムダンクの代名詞化しているといってもいいでしょう。
「諦めたらそこで試合終了」、これは当たり前のことを言っていながら、物事の本質に迫ったセリフでしょう。
試合終了といわれると、バスケであれば試合時間の終了を思い浮かべます。
しかし、安西先生は「諦める」という気持ちによって試合は終了してしまう、自分の気持ち次第で試合の結果が決まると伝えているのです。
よく考えれば試合を諦めて何もしなくなれば、それは確かに試合終了でしょう。
しかし、何事も諦めなければ試合は続きます!
何かに挑戦している人、何かと戦っている人、諦めなければ試合は終了しない、そう、負けないんです!!
挫けそうになった時、この言葉を真っ先に思い出し、やる気を奮い起こしましょう!
「はいあがろう。「負けたことがある」というのが
いつか大きな財産になる」
「負け」という言葉にはネガティブな意味が多く含まれていますし、印象としても良い物ではないでしょう。
しかし、ここでは「負け」が財産になると言われています!
ネガティブな意味が多い中、財産って?と思うかもしれません。
勝ちしか経験していない人たちはもちろん強いでしょう。 しかし、負ける経験をするからこそ得られる強さ、信念、そして気付く自分の強さや弱点があるでしょう。
負けたくないと思う気持ちは大切、しかしもし負けてしまっても、それを糧にどこまで成長できるかが勝利へのカギになる。
「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」
湘北高校のバスケ部顧問になる前は、大学バスケ界で白髪鬼と呼ばれるスパルタコーチとして活躍していた安西先生。
この一言は当時、安西先生が期待していた選手にかけた言葉でした。
技術のある人間は個人技に頼りがちになりますが、
バスケットボールというスポーツがチームプレイであることを厳しく諭している名言です。
「本物のシューターは練習によってのみ作られる!!あくなき反復練習だけがシュート成功率をアップさせるのだ!!」
何事も練習が大切、特に反復練習は面倒かもしれないけれど、きっとゴールへの近道なはずです。
シュート率のアップのため、できるだけ近道はないかと探しがちですが、地道にコツコツ練習することが大切。
バスケ以外にも通じるセリフですので、ぜひ心に留めておきましょう。
「奇策といわれるあらゆる作戦…そのほとんどは…相手のことを考えすぎて本来の自分を見失った姿にすぎない」
これは勝負の世界だけでなく、日常生活でも似ている状況に陥ってしまうことがある、そう気づかされる言葉です。
この言葉の「奇策」の意味を深く考えていくと、相手ばかり見て自分をおざなりにする、という意味の方が強く感じます。
相手の弱点や攻撃パターン、特性に勝る方法を考える、それは必要なこと。 しかし、自分たちの強みや良さを消してしまうならば本末転倒、自分たちの戦い方を知り尽くして生かしたうえで相手を攻略するべき。
あのセリフにはそんな意味が込められていそうです。
「リバウンドを制する者は試合を制す!!」
桜木花道の長所であるジャンプ力と負けず嫌いな性格、そして誰よりも1番でいたいという頂点への飢え。
それを理解したうえで、やる気を引き出しつつ、勝利のための重要な役割を効率的に伝えたこの言葉。
赤木キャプテンのキャプテンとしての資質に優れている様子が伺えます。
先輩であり、キャプテンであり、自分のこともチームメンバーのことも気を配らなければならないポジション。
さすが赤木、さすがキャプテンといったところでしょう。
この言葉により、桜木花道のやる気は引き出されたのは言うまでもありません。