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これだけは知っておきたい日本の「ことわざ」

あ行

青菜に塩 menu close

あおなにしお
物事がうまくいかず、元気がなくなり、しょんぼりしている様子。
沮丧。无精打采。垂头丧气。
さっきまで楽しそうだったのに、先生に怒られてからは青菜に塩だ。

青は藍より出でて藍より青し menu close

あおはあいよりいでてあいよりあおし
教えを受けた弟子が、その先生よりも優れた人になることの例え
青出于蓝而胜于蓝的意思是,弟子超过了师傅的学识和技术。
彼は師匠よりすごい成績を残した。まさに青は藍より出でて藍より青しだね。

揚げ足をとる menu close

あげあしをとる
言葉尻をとらえたり、いい間違いに付け込んだりして、相手をやり込めること。
话里挑刺儿、抓话把儿、扣字眼儿、吹毛求疵。
あの人は人の揚げ足をとってばかりいるから、みんなから嫌われている。

頭隠して尻隠さず menu close

あたまかくしてしりかくさず
一部分が外から見えているのに、自分ではそれを全部かくしたつもりになっていることの例え。
藏头露尾、欲盖弥彰
お母さんに内緒でケーキを食べたでしょ?フォークは片づけても、口の周りにクリームがついて、頭隠して尻隠さずになっているわよ

後の祭り menu close

あとのまつり
物事がすんでしまってから何かしようとしても、どうにもならないこと。ちょうど良い時をはずすこと。
马后炮
大切な書類を破棄してしまった。あんなに確認したが、所詮、後の祭りである。

危ない橋を渡る menu close

あぶないはしをわたる
危険であることを知っていながら、むりに物事や仕事を行う。危険すれすれのことをする。
冒风险(特指做违法的事),铤而走险
何度も危ない橋を渡って、ここまで出世した。

虻蜂取らず menu close

あぶはちとらず
二つの物を一度に手に入れようとしても、どちらも手に入らない。また二つのことを一度にしようとしてもどちらもできなくなる。
逐两者一无所得;务广而荒
あまり欲張ると、虻蜂取らずになるよ。

雨降って地固まる menu close

あめふってじかたまる
嫌な出来事や、悪いことがあった後はかえって前よりも良くなるという例え。
比喻纷争过后,反而变成了好的结果、保持了稳定的状态。不打不成交
大げんかした結果、打ち解けて、もっと仲が良くなった。これぞ雨降って地固まるだ。

石の上にも三年 menu close

いしのうえにもさんねん
どんなに辛いことでも、我慢や辛抱が大切で、努力すれば必ず成功するということの例え。
如果在冰冷的石头上持续坐三年的话,石头也会变得温暖。比喻任何事情都要忍耐坚持。
国家試験を受けるなら、石の上にも三年の気持ちで励まないといけない。

石橋を叩いて渡る menu close

いしばしをたたいてわたる
非常に用心深く、物事を行う例え。
走过根本不会坍塌的坚固石桥时,走一步敲一下确认安全,用来表示谨慎过度
彼は事前に徹底的な調査をする。石橋をたたいて渡る典型的なタイプだ。

急がば回れ menu close

いそがばまわれ
急ぐからといって、危ない近道を行くより、遠回りでも安全な道を行った方がかえって早く着くという教え。
欲速则不达
今の時間帯はこの道路は渋滞する。急がば回れだ、別の道路から行こう。

一石二鳥 menu close

いっせきにちょう
一つのことをして、同時に二つの良いことを手に入れること。
一石二鸟
彼は趣味のゲームでお金も稼いでいる。まさに一石二鳥だ。

一寸の虫にも五分の魂 menu close

いっすんのむしにもごぶのたましい
どんな小さな弱いものでも、心や、それなりの考えを持っているし、根性もあるのだから決してばかにできないというたとえ。
匹夫不可夺志,弱小者不可侮
今日の将棋の相手は小学生だが、一寸の虫にも五分の魂というから、手加減せずにやろう。

犬も歩けば棒に当たる menu close

いぬもあるけばぼうにあたる
①物事を出しゃばってしようとすると、思いがけない災難に遭うものだ。<br>②外を出歩いていると、思いがけない幸せにめぐり会うことがある。
1、出风头容易招灾 2、意外地碰到好运气
➀新入社員はやたらと偉そうに口を出す。犬も歩けば棒に当たるというが、あまり出しゃばらないでほしい。<br>➁犬も歩けば棒に当たるというので、片っ端から面接を受けてみる。

井の中の蛙大海を知らず menu close

いのなかのかわずたいかいをしらず
自分のせまい知識や見方にとらわれて、もっと広い知識や様々な見方、考え方があることを知らない。
井底之蛙不晓得大海之广阔是比喻知识、见闻都很狭隘的人。而且为自己不知道外界广阔而洋洋自得。
井の中の蛙大海を知らずで、彼はいつも自分の成功を自慢するけど、世の中には彼よりすごい人はたくさんいる。

嘘から出た実 menu close

うそからでたまこと
嘘や冗談のつもりで言ったら、言ったことが本当になってしまうこと。
本来打算说谎的,可是不料结果却成真了。
流行しているとうそをついたら本当に流行してしまい、嘘から出た実になった。

馬の耳に念仏 menu close

うまのみみにねんぶつ
いくらいっても注意しても、効き目がなく、知らん顔をしていることの例え。
当作耳旁风,对牛弹琴。
いくら君が親身になって忠告しても、彼には馬の耳に念仏だよ。

絵に描いた餅 menu close

えにかいたもち
見たところは立派だが、実際は何の役にも立たないものの例え。
纸上谈兵,画饼充饥。
予算が足りなくては、その計画も絵に描いた餅だ。

海老で鯛を釣る menu close

えびでたいをつる
値打ちの無い物や、わずかな努力で値打ちのある物を手に入れる例え。
一本万利
無料プレゼントを企画したら、商品の売り上げが10倍になった。海老で鯛を釣るような気持ちだ

縁の下の力持ち menu close

えんのしたのちからもち
目立たないところで人のために力を尽くしたり、こつこつと努力したりすること。
无名英雄,背地里卖力气。指默默无闻但是却对人有用(的人)。
彼は会社の縁の下の力持ちです。

鬼に金棒 menu close

おににかなぼう
強い者がさらに力を加えて、もっと強くなることの例え。
如虎添翼
プロの選手が去年の優勝校の監督になった。まさに鬼に金棒だ。

鬼の居ぬ間に洗濯 menu close

おにのいぬまにせんたく
厳しく注意する人や、こわい人がいない間に、自分の好きなことをしたり、楽をしたりする例え。
阎王不在,小鬼闹翻天。
母が買い物に出かけたので、鬼の居ぬ間に洗濯とばかりにマンガを読み始めた。

親の心子知らず menu close

おやのこころこしらず
親は心から子供のことを心配しているのに、子供はそんな気持ちも知らないで、親にさからったり勝手なことをしたり困らせたりするものだ。
父母担心孩子,但是孩子不懂这份感情,反抗父母,任性妄为,让父母为难。
親の心子知らずで、子どものころは親の気持ちなんてわからなかった。

終わり良ければ全て良し menu close

おわりよければすべてよし
最後に成功すれば、途中で起こった失敗や道筋などは問題ではないということ。
结果好则一切都好。
終わり良ければすべて良し、いろいろミスもあったがなんとかやり遂げた。

恩を仇で返す menu close

おんをあだでかえす
人から親切にしてもらったのに、それを忘れてありがたいとも思わず、かえってひどいことをする。
恩将仇报
彼は恩を仇で返すような人間だ。さっさと縁を切った方がいい。
か行

飼い犬に手を噛まれる menu close

かいいぬにてをかまれる
特別に世話をしてやり、大事にしている部下や、可愛がっている自分の目下の人などに裏切られて、ひどい目にあうことの例え。
养虎为患。
面倒見ていた部下に裏切られた。飼い犬に手を噛まれるとはこういうことだ。

河童の川流れ menu close

かっぱのかわながれ
どんなに上手な人、優れた人でも、時には失敗することもある、という例え。
淹死会水的。<br> 河童顺水流走,比喻就算是名人或者达人也会因为大意、因很小的失误而失败。
あの著名な先生がこんな誤字を書くなんて、河童の川流れというのは本当にあるもんだね。

可愛い子には旅をさせよ menu close

かわいいこにはたびをさせよ
子供が本当にかわいいならば、親の側であまやかしてはならない。世の中に出して苦労をさせた方が、立派な人間になるということ。
与其让孩子在父母的怀抱里长大,不如放手让孩子独自在社会里闯荡,这样更能锻炼孩子尽快成长。
高校は、厳しいことで有名なあの学校に行かせるつもりでいる。可愛い子には旅をさせよだ

聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥 menu close

きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ
知らないことを人に聞くには、その場かぎりの恥ずかしさですむが、聞かないで知らないままで過ごしてしまうと一生恥ずかしい思いをする。
问则一时耻,不问耻一生
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」だから、知ったかぶりをしないで質問した。

窮鼠猫を噛む menu close

きゅうそねこをかむ
弱いものでも、追い詰められているとありったけの力を出して戦うから、強いものを負かすことがあるという例え。
被逼入绝境的老鼠也会拼死反抗去咬猫。表示即使是弱者,被逼到穷途末路时也会反击。
窮鼠猫を噛むということもあるから、徹底的にではなく、ほどほどに痛めつけよう。

腐っても鯛 menu close

くさってもたい
本当に立派なものや良いものは、少しぐらい古くなってもそれなりの値打ちがあるものだ。
瘦死的骆驼比马大。
彼はケガで長いブランクがあったが、復帰後すぐ活躍した。腐っても鯛だね。

口は災いの元 menu close

くちはわざわいのもと
うっかり勝手なことやよけいなことを話すと、それが災難のもとになるから、言葉には十分気をつけなさいという教え。
祸从口出
口を滑らせたばかりに、異動させられた。本当に口は災いの元だ。

怪我の功名 menu close

けがのこうみょう
何気なくやったことや、間違ってしたことが、偶然に良い結果を生むこと。
歪打正着,侥幸成功
怪我の功名で、失敗から思わぬ発見をすることができた。

後悔先に立たず menu close

こうかいさきにたたず
物事が終わった後で、こうすれば良かったと残念がってももう取り返しがつかない。後で悔やむことの無いように今、努力しなさいという教え。
后悔无用
しっかり確認せずに契約してしまった。後悔先に立たずだ。

弘法にも筆の誤り menu close

こうぼうにもふでのあやまり
どんなにすぐれた名人でも、時には失敗することがあるという例え。
大师也有笔误,比喻智者千虑必有一失,或者人有失足马有失蹄。
プロでもあんな初歩的なミスをするなんて、まさに弘法にも筆の誤りだね。

虎穴に入らずんば虎子を得ず menu close

こけつにいらずんばこじをえず
危険なことを進んでやる勇気がなければ、大きな手柄を立てることはでき無いという例え。
不入虎穴焉得虎子
成功するためには、虎穴に入らずんば虎子を得ずの気持ちで臨まなければならない。

転ばぬ先の杖 menu close

ころばぬさきのつえ
しくじりや失敗がないように、初めからしっかり準備したり、用心したりしておくこと。
未雨绸缪(事先作好准备)
転ばぬ先の杖ともいうし、準備は入念にしておこう!
さ行

猿も木から落ちる menu close

さるもきからおちる
どんなに物事の上手な人でも、失敗することがあるというたとえ。

触らぬ神に祟りなし menu close

さわらぬかみにたたりなし
物事にかかわり合ったり、手出しをしたりしなければ災いを受けることもない。余計なことに手出しをしてはいけないという例え。

親しき中にも礼儀あり menu close

したしきなかにもれいぎあり
お互いに仲良くなると、礼儀を忘れたり乱暴な言葉を使ったりして、仲が悪くなることがある。仲が良くなっても慣れすぎずにいつでも相手を敬う気持ちを持って付き合いなさいということ。

失敗は成功のもと menu close

しっぱいはせいこうのもと
失敗したとき、なぜ失敗したのか、やり方の悪い点を考え直したり、反省したりしていけば次には成功するようになる。

朱に交われば赤くなる menu close

しゅにまじわればあかくなる
人は付き合う友達によって、良くも悪くもなる。付き合う友達を良く選びなさいという教え。

初心忘るべからず menu close

しょしんわするべからず
勉強や仕事などは、慣れてくるとだらけてなまけ心が起きてしまうものだが、始めようと思った時の真剣な気持ちを忘れてはいけない。

知らぬが仏 menu close

しらぬがほとけ
知っていれば気になったり、驚いたり怒ったりするだろうが、何も知らなければ平気でいられるという例え。

好きこそ物の上手なれ menu close

すきこそもののじょうずなれ
自分が好きですることは面白くて一生懸命にやれるので、いつの間にか上手になるものである。

住めば都 menu close

すめばみやこ
住む前は、どんなに暮らしにくいと思われる土地でも、そこに長く住んで慣れてしまうと良いところと思うようになるものだという例え。
た行

宝の持ち腐れ menu close

たからのもちぐされ
役に立つ立派なものを持っているのに、それを上手に使わないことの例え。すぐれた才能があるのだから活用しなさいという教え。

棚から牡丹餅 menu close

たなからぼたもち
何もしないのに、思いがけない幸せを得ることの例え。

旅は道連れ世は情け menu close

たびはみちづれよはなさけ
旅に出る時、一緒に行く人がいると、困った時に助け合うことができる。世の中を生きていく時も、お互いが思いやりの心を持って助け合うことが大切だということ。

塵も積もれば山となる menu close

ちりもつもればやまとなる
どんなわずかな物でも、積み重ねていけば、大きな物になる。(小さな努力や細かい節約が大切であるといういましめ)

月とすっぽん menu close

つきとすっぽん
ちょっと似てはいるが、実際は比べ物にならないほど違っていることの例え。

鉄は熱いうちに打て menu close

てつはあついうちにうて
①子供のうちに良く鍛えておかないと、大人になってからでは遅いという教え。</br>②物事には、それを行うのにちょうど良い時があるから、その時を逃してはならないという教え。

灯台もと暗し menu close

とうだいもとくらし
自分のすぐそばのこと、身近なことはかえってわかりにくく気づか無いでいることが多いという例え。

時は金なり menu close

ときはかねなり
時間はお金のように大切なものだから、無駄に過ごしてはいけないという教え。

飛ぶ鳥跡を濁さず menu close

とぶとりあとをにごさず
立ち去る者は後を見られても恥ずかしくないようにきちんと綺麗にしなさいという例え。

捕らぬたぬきの皮算用 menu close

とらぬたぬきのかわざんよう
まだどうなるかわからないものを当てにし、期待してこれからの計画を立てること。

虎の威を借る狐 menu close

とらのいをかるきつね
自分は弱いくせに、強い人の力や勢いに頼って威張る人の例え。

飛んで火にいる夏の虫 menu close

とんでひにいるなつのむし
自分から危険なところに飛び込んで災いを受けたり滅んだりすることの例え。
な行

泣きっ面にはち menu close

なきっつらにはち
悪いことがあった上にさらに悪いことが起きることのたとえ。

七転び八起き menu close

ななころびやおき
どんなに失敗してもそれに負けないでまた立ち上がって頑張ること。失敗したり成功したり何度も繰り返すことのたとえ。

習うより慣れろ menu close

ならうよりなれろ
人から教えられたり、本を読んだりするよりも実際に自分で何でもやってみて、そのことに慣れた方が早く上手になるという教え。

二階から目薬 menu close

にかいからめぐすり
あまり遠回しなため、自分の気持ちが相手にわかってもらえず、もどかしいこと。またあまり効き目がないことの例え。

二度あることは三度ある menu close

にどあることはさんどある
物事は同じようなことが繰り返して起こるものであるという例え。

糠に釘 menu close

ぬかにくぎ
どんなに骨を折っても全く手応えがなく、効き目がないことの例え。

猫に小判 menu close

ねこにこばん
どんなに立派な値打ちのあるものでも、その値打ちがわからない人にとっては何の役にも立たないことの例え。

寝耳に水 menu close

ねみみにみず
思いがけないことが突然起きて、非常に驚くことのたとえ。

能ある鷹は爪を隠す menu close

のうあるたかはつめをかくす
本当に才能や実力のある人は普段はそれを隠して見せびらかすようなことはしない、という例え。

喉元過ぎれば熱さを忘れる menu close

のどもとすぎればあつさをわすれる
どんなに苦しいことでも、その時が過ぎれば忘れてしまうものだし、苦しい時に受けた恩も楽になれば忘れてしまうものだ。

暖簾に腕押し menu close

のれんにうでおし
相手に一生懸命働きかけても、何の手応えもないことの例え。
は行

背水の陣 menu close

はいすいのじん
これが最後であると覚悟して必死になって物事を行うこと。

花より団子 menu close

はなよりだんご
見てただ美しい物よりも実際に役立つ物の方が良いという例え。

早起きは三文の徳 menu close

はやおきはさんもんのとく
早起きは体にも良いし仕事も沢山できるというように何かいいことがあるという例え。

人の振り見て我が振り直せ menu close

ひとのふりみてわがふりなおせ
自分のことはわかりにくいが、他人の行いの善いところや悪いところはよくわかるものだからそれをよく見て自分の行いの悪いところを直しなさいという教え。

火に油を注ぐ menu close

ひにあぶらをそそぐ
勢いの盛んなものに、一段と勢いをつける例え。

火の無い所に煙は立たぬ menu close

ひのないところにけむりはたたぬ
何もなければ噂が立つことはない。噂されるということは、それなりのわけがあるものだ。

百聞は一見に如かず menu close

ひゃくぶんはいっけんにしかず
ある物事について、何度も繰り返して話を聞くよりも、たった一度でも実際に見る方がずっとよくわかるものだ。

覆水盆に返らず menu close

ふくすいぼんにかえらず
一度してしまったことは取り返しがつかないし、元通りにすることはできないという例え。

故きを温ねて新しきを知る menu close

ふるきをたずねてあたらしきをしる
昔のことをよく調べて研究し、それを参考にして新しいことがらや、今、突き当たっている問題を考えること。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる menu close

へたなてっぽうもかずうちゃあたる
どんな下手な人でも、何回もやっているうちにうまくできることがあるものだという例え。

仏の顔も三度まで menu close

ほとけのかおもさんどまで
どんなに優しくおとなしい人でも何度も礼儀知らずの行いや馬鹿にされたりすれば、しまいには怒り出すということ。

骨折り損の草臥れ儲け menu close

ほねおりぞんのくたびれもうけ
せっかく努力しても苦労するばかりで、少しも良いことがないこと。
ま行

負けるが勝ち menu close

まけるがかち
目先の勝ち負けにこだわらないで相手に勝ちを譲る方が長い目で見たときかえって得をするということ。

身から出た錆 menu close

みからでたさび
自分のした悪い行いのために、自分が苦しんだり災いを受けたりすることの例え。

無用の長物 menu close

むようのちょうぶつ
あっても邪魔になるだけで何の役にも立たないもの。

無理が通れば道理引っ込む menu close

むりがとおればどうりひっこむ
正しくない、間違ったことが平気で行われるような世の中では正しいことが行われなくなる。

目の上の瘤 menu close

めのうえのこぶ
自分より力があって思い通りに物事をするのに何かと邪魔になる人のこと

門前の小僧習わぬ経を読む menu close

もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ
特別に教えてもらわなくても、いつも聞いていたり見たりしていることは、自然に覚えてしまうものだという例え。
や行

焼け石に水 menu close

やけいしにみず
少しばかりの助けや努力では、何の効き目もないことの例え。いくら手を尽くしても無駄なこと。

藪から棒 menu close

やぶからぼう
何の前触れもなしに、いきなり物事をすることの例え。また思いがけないことが、突然起ることの例え。

油断大敵 menu close

ゆだんたいてき
思いがけない災難にあったり、失敗したりするのは気持ちが緩んで油断するからである。自分の油断こそ、どんな敵よりも恐ろしいから気をつけなさいという戒め。

弱り目に祟り目 menu close

よわりめにたたりめ
災いにあって困っている時にさらに災いにあうこと。
ら行

来年のことを言えば鬼が笑う menu close

らいねんのことをいえばおにがわらう
これから先のことは、どうなるか誰にも分からない。その分からないことを、あれこれいうのは愚かなことだ。

楽あれば苦あり menu close

らくあればくあり
怠けていれば、その後には苦しい時が来るし、仕事や勉強に励んで苦労した後には、必ず楽しいことがやってくるものである。

竜頭蛇尾 menu close

りゅうとうだび
はじめは勢いが良かったが、終わりになると勢いが全く無くなることの例え。

良薬は口に苦し menu close

りょうやくはくちににがし
その人のためを思って心から注意してくれる言葉は聞きづらいものだが、それは素直に聞いた方が良い。

臨機応変 menu close

りんきおうへん
思いがけないことが起きても、前のやり方にこだわらずその時その時の様子に一番合ったやり方を素早くとることが大事であるということ。

類は友を呼ぶ menu close

るいはともをよぶ
性質や考えの似ている人は、気が合うので自然に友達になるものだ。

論より証拠 menu close

ろんよりしょうこ
色々と理屈を言い合うよりも、自分が正しいという証拠を実際に示した方がはっきりするということ。
わ行

禍を転じて福と為す menu close

わざわいをてんじてふくとなす
悪い出来事に出会っても、くじけないで、かえってそれを利用して幸せに変えるよう工夫するということ。

笑う門には福来たる menu close

わらうかどにはふくきたる
いつも朗らかで笑いを忘れず、明るくにこにこと暮らしている家庭には、ひとりでに幸せがやってくるということ。