ユニット3 意見文の書き方

接続詞

    社会人になったばかりの若者は、敬語の使い方に苦労することが多いと言われる。(  )、上司と一緒に取引先の会社を訪問する場合、上司に対する言葉と訪問先の人に対する言葉を使い分けなければならないが、これはなかなか難しい。

    社会人になったばかりの若者は、敬語の使い方に苦労することが多いと言われる。(  )、学生時代は意識して敬語を使う機会が少ないからだ。

    社会人になったばかりの若者は、敬語の使い方に苦労することが多いと言われる。(  )、これは若者だけの問題ではないかもしれない。

    社会人になったばかりの若者は、敬語の使い方に苦労することが多いと言われる。(  )、書店では若者向けの敬語マニュアル本をよく見かける。

    社会人になったばかりの若者は、敬語の使い方に苦労することが多いと言われる。(  )、実際には敬語を使い間違えることが大きな問題に発展する例は少ないようだ。

    社会人になったばかりの若者は、敬語の使い方に苦労することが多いと言われる。(  )、敬語だけでなく、名刺の渡し方や、会議室で座る位置など、細かいビジネスマナーも厄介な問題だ。

「と思う」「と考える」「と思われる」

    私の仕事は、新しく事業を始めようと{ 思う / 思っている }若者を支援することだ。

    長期予報によると、今年の冬はかなり寒さが厳しいものと{ 思う / 思われる }

    今、私が関心を持っていることについて書いてみたいと{ 思う / 考えている }

    私は情報技術の適切な利用方法は、早急に議論すべき問題だと{ 思う / 考える }

    都市での生活は充実しているに違いないと、多くの若者たちは{ 思う / 思っている }

「正確」「適切」「適当」

「正確」 : 事実や数値などに、少しも間違いのないこと

「適切」 : 状況や目的などにぴったり合うこと

「適当」 : 「ふさわしい」と「いい加減」の2つ意味がある

    家を出た { 正確 / 適切 / 適当 }な時間を教えてください。

    選択肢の中から、 { 正確 / 適切 / 適当 }な語句を選びなさい。.

    問い合わせに対して { 正確 / 適切 / 適当 }に回答する.

    大体ではなく、 { 正確 / 適切 / 適当 }な金額を教えてください。

    { 正確 / 適切 / 適当 }な語はないかとあらゆる辞書を調べた。

    真面目にやるのも大事だけど、たまには { 正確 / 適切 / 適当 }でいいと思う。

    父はいつも私に { 正確 / 適切 / 適当 }な忠告をくれる。

    仕上げにオリーブオイルを { 正確 / 適切 / 適当 }にかけます。

    この地図データは古いので { 正確 / 適切 / 適当 }とは言えない。

「積極的」「消極的」「プラス」「マイナス」

「積極的」: 自分から進んで物事を行うこと

「消極的」 : 自分から進んで物事を行わないこと、否定的な見方

    保守的な父は私の留学に対して、 { 積極的な / 消極的な / プラスの / マイナスの }見方を持っている。

    彼女は会議で { 積極的に / 消極的に / プラスの / マイナスの }質問をした。

    AIの { 積極的な / 消極的な / プラスの / マイナスの }面を活用するべきだ。

    パーティーで { 積極的 / 消極的 / プラス / マイナス }に話しかける。

    彼女の否定的な見方は、彼女の人生に { 積極的な / 消極的な / プラスの / マイナスの }影響を与えるだろう。

    彼らの意見は、「ただ見守る」という { 積極的 / 消極的 / プラス / マイナス }なものだった。

「常識的」「一般的」「普遍的」

「常識的」 : 社会通念に照らして考えること

「一般的」 : 世の中に浸透していること

「普遍的」 : 昔も今も変わらないこと

    ガス,石油,石炭は、どれも { 常識的 / 一般的 / 普遍的 }な暖房用燃料です。

    世界遺産は人類にとって、 { 常識的 / 一般的 / 普遍的 }な価値を持っています。

    { 常識的 / 一般的 / 普遍的 }に考えれば、彼の決定は正しくない。

    彼は劣悪な環境で育ったので、 { 常識的 / 一般的 / 普遍的 }な考えが通用しない。

    { 常識的 / 一般的 / 普遍的 }に言って女のほうが男より涙もろい。

    食欲は人類に共通した { 常識的 / 一般的 / 普遍的 }欲求である。

「~を重視する」「~を注視する」「~に注目する」「~に注意する」

「~を重視する」 : その人や物を重要であると認めること

「~を注視する」 : 特別な意図や理由があって、対象をじっくり観察すること

「~に注目する」 : 関心を持って見守る

「~に注意する」 : 気を付けること、意識を集中すること

    個性を { 重視する / 注視する / 注目する / 注意する}企業が増えている。

    投資家は円安の動向を { 重視 / 注視 / 注目 / 注意}している。

    若者の考え方の傾向 { を重視 / を注視 / に注目 / に注意}しながら、この問題を考える。

    道路標識 { を重視 / を注視 / に注目 / に注意}しながら、車を運転した。

「問題」「質問」

「問題」 : 解決すべきこと

「質問」 : 疑問に思ったことを尋ねること

    環境問題は人類にとってとても重要な { 問題 / 質問 }である。

    { 問題 / 質問 }がある人は手を挙げてください。

    商品説明会で、部長は多くの { 問題 / 質問 }に丁寧に答えた。

    商品説明会では多くの { 問題 / 質問 }が明らかになった。

「素質」「資質」「素養」「教養」

「素質」 : 個人が持っている生まれつきの能力のこと

「資質」 : 個人が持っている生まれつきの能力のこと。後天的に高めることも可能。

「素養」 : 普段から学んで覚えたこと

「教養」 : 学問や知識、精神修養等を通して得られる心の豊かさを指す

    彼は音楽の { 素質 / 資質 / 素養 / 教養 }があるので、立派なバイオリニストになるだろう。

    彼は将来指導者になる { 素質 / 資質 / 素養 / 教養 }がある。

    いくら良く見せようとしても、彼には { 素質 / 資質 / 素養 / 教養 }がないことはすぐわかる。

    彼は体力もセンスもあるため、プロ野球選手としての { 素質 / 資質 / 素養 / 教養 }に恵まれている。

「全面的」「多方面」「多様な」

「全面的」 : すべて、全部ということ

「多方面」 : 様々な分野、視点、方向、角度という意味

「多様な」 : 様々な種類という意味

    彼は音楽界だけでなく { 全面的 / 多方面 / 多様な }で才能を発揮している。

    彼女は彼の夢を { 全面的 / 多方面 / 多様な }に支持している。

    この会社には、 { 全面的 / 多方面 / 多様な }な背景を持つ人が集まっている。

「採取する」「採用する」

「採取する」 : 指紋、標本などを集めること

「採用する」 : 適当だと思われる意見や方法を取り上げる、または雇うこと

    警察は事件現場の証拠を { 採取 / 採用 }している。

    部長は結局、私のプランを { 採取 / 採用 }した。

    社員ではなく、まずはアルバイトとして { 採取 / 採用 }された。

    研究チームは20年にわたるデータを { 採取 / 採用 }した。

「儲ける」「稼ぐ」

「儲ける」 : 利益を得ること

「稼ぐ」 : 労働をして収入を得ること

    彼は株式投資で { 儲けて / 稼いで }いる。

    大学時代、マクドナルドでアルバイトをしてお金を { 儲けた / 稼いだ }

文末表現のバリエーション

推測

以下の文では、確信度がどんどん強くなります。

この問題を放置すれば、やがて重大な問題を引き起こすかもしれない

この問題を放置すれば、やがて重大な問題を引き起こすのではないか

この問題を放置すれば、やがて重大な問題を引き起こすだろう

この問題を放置すれば、やがて重大な問題を引き起こすはずだ

この問題を放置すれば、やがて重大な問題を引き起こすにちがいない

否定を使って判断を示す

科学が進歩しても、人間のミスをなくせるはずがない

100%の安全など、この世に存在するわけがない

見解を主張する

この問題に関しては、専門家の意見を重視した方がいい

この問題に関しては、専門家の意見を重視するべきだ

この問題に関しては、専門家の意見を重視するべきではないだろうか

この問題に関しては、専門家の意見を重視するべきだと言わざるを得ない

必要性・必然性を主張する

グローバル社会で生き残るためには、英語を学ばなければならない

グローバル社会で生き残るためには、英語を学ぶ必要がある

グローバル社会で生き残るためには、英語を学ばざるを得ない

グローバル社会で生き残るためには、英語を学ばないわけにはいかない

否定を使って意見を主張する

この問題に関しては、専門家の意見ばかりを重視するべきではない

ネット上の世論に、安易に影響されてはいけない

    高齢社会だからこそ、若者にできることがたくさんある (  )

    問題解決のために、異なる立場の人同士が議論 (  )

    外国語を学ばなければ、異文化を理解でき (  )

    外国語を就職の手段としてだけ考え (  )

    国際人になるには、まず自国文化を深く理解 (  )

「~にとって」「~に対して」

「Aにとって」 : Aの立場に立つということ。Aの立場に限定されるため、一般論には使えない。

私にとって、外国語学習は重要だと思う。

私は、外国語学習は重要だと思う。

「Aに対して」 : 主語の思いや行動がAに向かうということ

    相手に (  )尊敬の念を持てば、言葉にも態度にも自然にそれが表れる。

    日本に (  )アジアの国々との関係は重要である。

    当初、外国語学習はわたしに (  )苦痛でしかなかった。

    教員は、教育に (  )熱意をもっているかどうかが問題である。

    年長者、上司に (  )は、いつも敬語を使うようにしています。

    これから就職する若者に (  )、最も重要な能力は何だろうか。

「広める」「広げる」

「広める」「広まる」 : うわさ、ニュース、思想など

「広げる」「広がる」 : 視野、交際範囲、事業、波紋など。 自分を中心として、そこから同心円状に拡大していくイメージ

    特殊なダイエット方法が若者の間に (  )

    商業主義により、河川の汚染が (  )

    SNSを通じて、交友の輪を (  )たい。

    電気自動車の利用が (  )

「試合」「大会」「コンテスト」「コンクール」

「試合」 : スポーツ、武術などの勝敗を競うもの

「大会」 : 組織や団体が開催する大規模なもの

「コンテスト」 : 作品・技術・容姿などを競うもの(英語が語源)

「コンクール」 : 芸術作品などを競うもの(フランス語が語源)

    スピーチ (  )

    写真 (  )

    バスケットボールの (  )

「満たない」「足りない」

「満たない」 : 目標の数値に到達しない

「足りない」 : 目標の数値と実際の数値との差

    合格するのに、10点 { 満たなかった / 足りなかった }

    卒業生の中で、就職先に満足している人は50%に { 満たない / 足りない }

助詞で感情を表す

「だけだ」 : 少ない、足りないという客観的な気持ち

「しか~ない」 : 少ない、足りないという気持ち

「も」 : 多いという気持ち

    試験まであと3日 { だけだ / しかない / もある }。(時間に余裕がある)

    試験まであと3日 { だけだ / しかない / もある }。(客観的)

    試験まであと3日 { だけだ / しかない / もある }。(時間が足りない)

疑問を提起する表現

    为什么会发生那样的事情呢? (  )

    专家为什么会提出那样的建议呢? (  )

    地震发生时应该怎么做呢? (  )